1月3日 第1回AL&ICT実践交流会

人生で初のイベント主催。

 

と言っても、小規模の新年会でしたが。

 

 

今年の1つの抱負として、自分でイベントを実施することにしました。

 

テーマは、

「アクティブラーニングの実践家と、教育ICTの実践家とをつなぐ」。

 

実践家、というのは広い意味で、先生に限らない関係者です。

これから関係したいと思っている方々も含めて。

 

それぞれすごい実践しているのに、意外とつながりがないなぁと感じていました。

 

そして、この人たちが出会えば、間違いなく面白い、とも。

 

ということで、出会える場を提供していけたらと考えています。

 

 

月に1回くらいのペースで、できれば各地で開催したいと考えておりますので、

ご協力・ご参加いただけましたら嬉しいです。

 

よろしくお願いいたします!

12月26日 イノラボエデュカッションspecial「School for 2020」


12月26日 【イノラボエデュカッションSpecial】School for 2020

 

昨年の年末、未来の教育を考えるイベントに参加してきました。

 

主催者の方のお1人が書かれたブログはこちら。

イノラボエデュカッションSpecial School for 2020(2014年12月26日)

 

ニュース記事がこちら。

ISID/ICT教育関係者が熱く語り合う「イノラボエデュカッション」を開催

 

こども哲学・おとな哲学アーダコーダの川辺洋平氏ファシリテーターとなり、

参加者が8名程度ずつのグループに分かれてワークショップを行いました。

 

5年後の教育のキーワードを1つずつ出し、

それらについて議論を深めていく、というもの。

 

自分が出したのは、色々と考えた末、最後はその場の直感で、「自由」。

 

やはり自分の教育理念として、

「やりたいことをやれる生き方(能力や機会)につなげたい」

というものがあるのだと再確認しました。

 

もちろん自分も、かくありたい。

 

このあたりは、自分が教育をする上で、あるいは生きていく上で、

21世紀でも江戸時代でも縄文時代でも、変わらない部分かなと思います。

 

 

そして他の方のキーワードたち、

「破壊」「自信の持てる教育」「倫理」「未来」「活育」「共創」「コミュニケーション」

これらもそれぞれに共感できるものです。

 

というか、いろんなイベントに参加して、いろんな人の話を聴いていつも思うのですが、

 

1つにまとめてしまうのは失礼かもしれませんが、

 

たぶん、みんな同じ方向を向いているんですよね。

 

ただそれを実現する手段として、「これだ」というものがないから、

色々と考え、手探りで進めているのかなと。

 

 

向きが揃っていて、かつ、意欲的であり、

それぞれの得意分野・専門分野で最大限のパフォーマンスを発揮する、

というのが最高のチームだと思いますので、

 

その意味で、教育の未来は間違いなく明るい、と希望を持っています。

 

願わくば、その明るい未来を創る石を、1つでも自分の手で積めますように。

2月8日 イエナプラン勉強会 20の原則を読む 

オランダを中心に盛んなオルタナティブ教育の1つ、

イエナプラン教育の勉強会に参加してきました。

 

イエナプランの発想や学校作りはとても共感でき、

現在の学校改革構想にも非常に参考になりそうです。

 

リヒテルズ直子さんの著書、

オランダの教育―多様性が一人ひとりの子供を育てる

オランダの個別教育はなぜ成功したのか

オランダの共生教育 学校が〈公共心〉を育てる

世界一子どもが幸せな国に学ぶ愛をもって見守る子育て

~わが子を「かまう」から「寄りそう」へ~

の4冊を3日間で詰め込み気味に読み

(しかし速読するのがもったいなくて、割とじっくり読みました)、

いざ勉強会へ臨んできました。

 

初参加の場ということで、かなり不安と緊張を抱えていたのですが、

いざ行ってみたらとても居心地の良い空間でした。

ぜひまた参加したいです。

 

以下、気付きのメモ。

---------

◆一斉授業を否定してはいけない
素晴らしい実践をされている先生のところへ卒業生が戻ってきて「今の学校の授業はつまらない」というようなことを言った、という話を聴いて思ったことです(そのときに「まずいことをした」と受け止めたその先生も、さすがだなぁと思います)。
これからAL(アクティブラーニング)を進めるのは良いのですが、そこに一斉授業を否定するようなニュアンスを少しでも含めてしまうと、他の学校の教育、あるいは学内のALをやっていない先生の教育を否定してしまうことになります。
目標は「ALをやること」ではないので、あくまで子どもたちが身につけてほしいものがあって、そのための方法として「私は(あるいは、うちの学校は)ALが一番効果的だと考えるから、それをやる」というだけのことであり、それ以上でもそれ以下でもあってはいけないのだと思いました。
今までも否定してきたわけではありませんが、今まで以上に「絶対に」否定的なニュアンスを込めてはいけないと、意識的にいようと思います。

 
◆新任の先生への助言は、これも相当に意識的に、目線を揃える必要がある。新人教育という投資を適当にしたりケチったりしては、将来ツケが回ってくる。非常勤の先生に対しても同じだろう。

  

◆協同で学ぶ、ということにも種類がある。個別の課題を、周りに支えられながらやる、という協同もあるし、PBLのように協同で創造したり表現したり、ということもある(「インプットの協同」と「アウトプットの協同」と区別しても良いかもしれない)。あるいは、ただそこにいるだけ、という協同もある。きちんと仕掛ければ、競争だって協同の1つの形態になる。
協同を引き起こす目的、協同的な関わりが起こることの影響を、きちんと考えて使い分ける必要がある。

 
◆2学年の複式と3学年の複式の違い

 

◆学習の区切り(単元とか)を、どう子どもが認識するのが良いのか。テキストの区切り(あるいは作品の完成)か、小テストか。教師が認定するのか、子どもが自分で判断するのか。適正な判断力はどう養われるか。フィードバックをどう構造化するか。
 

◆協同するにもエネルギーが必要。

 
◆集中できる空間とリラックスできる空間が別な人もいる。

 

最後にもう1つ。

◆「人の授業のビデオを見るのは嫌い!」えっ?
「だって、生で見たい!」たしかに!
すごく共感しました。

ジョゼフ・ミケーリ『ゴールド・スタンダード』

 

ゴールド・スタンダード

ゴールド・スタンダード

 

 <目次>

リッツ・カールトン経験

方針1 定義し、磨きをかける

 基礎を築く:コア・アイデンティティと文化を伝える
 適合性を高める


方針2 信頼して権限を与える

 人材を選び抜く
 信頼の問題


方針3 大切なのはあなたではない

 他人に焦点を当てたビジネスを作り上げる
 現場の視点を支持する


方針4 ワオ体験を届ける

 ワオ:究極の顧客経験
 ワオ体験を作り出す


方針5 消えない足跡を残す

 志し、成し遂げ、教える
 持続可能性と管理

続いていく印象
日本語版特別収録ザ・リッツ・カールトン大阪、成功の秘訣

 

 

リッツカールトンをリッツカールトンたらしめている、5つの方針。

 

ただただ、素晴らしいなぁと思うばかりです。

前野隆司『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』

 

幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)

幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)

 

 <目次>

序章 役に立つ幸福学とは


第1章 幸せ研究の基礎を知る

幸せの意味
幸せの測り方
幸福研究の動向
幸せは何と関係するのか
知っておくべき幸せの報告


第2章 幸せの四つの因子

幸せの因子分析
幸せのクラスター分析
「やってみよう!」因子
「ありがとう!」因子
「なんとかなる!」因子
「あなたらしく!」因子
守・破・離


第3章 幸せな人と社会の創り方

成熟と幸せ
社会デザインと幸せ
創造と幸せ
人材育成と幸せ

 

 

幸せを科学的に分析し、

幸せにつながる4つの因子を抽出しています。

 

挑戦、感謝、前向きさ、自分らしさという4つの因子。

 

たしかにこれを備えていれば幸せに近づくことは納得できます。

喜多川泰『手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜』

 

手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜

手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜

 

 

こちらも良い本でした。

やはり小説というジャンルではなさそうです。

 

前作の『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』とのつながりも面白いです。

 

高校生にぜひ読んで欲しい。

レオナルド・インギレアリー,ミカ・ソロモン『リッツ・カールトン 超一流サービスの教科書』

 

リッツ・カールトン 超一流サービスの教科書

リッツ・カールトン 超一流サービスの教科書

 

 <目次>

はじめに お客さまにとって「唯一の存在」になるには
脚立に乗った営繕係―最高レベルのサービスを実現する
顧客満足の4つの要素―完全な商品、気配り、タイミング、トラブル解決
技術としての言葉―ひとつの言葉もおろそかにしてはならない
リカバリー!―サービスの失敗を挽回する
リピーターになりたくなるシステムをつくる―お客さまの役割、ゴール、好みを追跡する
先を読んで商品とサービスを提供する―プロセスの主導権を握る
スタッフ―採用、オリエンテーション、トレーニング、さらなる向上
リーダーシップ―お客さまを中心に据えた組織づくり
価値があるかどうかを見抜く―価値、コスト、価格決定の指針
オンラインでお客さまの心をつかむ―インターネットの力を活用して、お客さまもあなたの会社も目的をかなえる
こんにちは/さようなら―ふたつの重要な瞬間

 

 

リッツカールトンにおけるサービスの原則。

 

サービスで評価される他の企業もそうですが、

これだけの精神が共有されていることが素晴らしいですね。

 

勉強のために、一度泊まってみたいです。