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アクティブラーニング&ICT最前線

ー21世紀型授業づくりへの挑戦。あと読書。ー

2012年度の振り返り~実感と課題~

2012年度振り返り

振り返り記録はこれで最後の予定です。

 

・生徒からは概ね好印象。

「分からないところをすぐ相談できるから理解しやすい」

「楽しい」「来年度もやってほしい」などの

好意的なコメントが2割程度。

 

 

・一方で、やり方が全く合わないと感じている生徒もいる。

「一人でやっていた方がはかどる」「このやり方は嫌いです」

「ずっと一人でやっていた」など。

あまりコミュニケーションが得意でないと思われる生徒から

否定的なコメントが得られた印象。

そういう生徒にいかに参加してもらうか、という課題がある。

ただし、「一人でやり抜く」ことも良しとしている。

「話さなければいけない」という雰囲気は作りたくなかった。

 

 

・演習でも小テストでも手が止まっている生徒がいない。

自主的に課題に取り組んでいるように見える。

手元に問題と解説(パワポ資料)と解答例があるので、

自分なりにそれぞれやれることがあるのが良いのか。

解答を写してそれでよしと考えている生徒は一人もいなかった。

「自分にできることがあるならやりたい」という気持ちは

誰もが持っているのだろう。

 

 

・授業時間が終わってからも、添削や振り返り、

復習を継続する生徒が見られる。

時間の不足もあるのだろうが、

「早く終わりたい」という気持ちを抱かせてしまう

授業ではなかったのが幸い。

 

 

・今までの学習の中で「できる子」が明確になっているため、

その子がいるグループでは、

「教えてもらおう」という気持ちが生じてしまうようである。

 

その意味では同じくらいのレベルの方が、

一緒に悩んで解決に辿り着けていたので、

学びが生まれていたと言える。

 

しかしこれは演習課題のレベルの設定によって

(全員に取って課題となるよう、ゴールは高く設定する)

学びが生まれる層を広げていけるだろうと考えている。

 

 

・会話がほとんどないグループもある。

男女が1:3であったり、

学力面で1人だけ苦手であったりするグループに見られる。

 

日頃の人間関係の影響もどうしてもあるのだろう。

グループ演習時の教師の働きかけによって変わる可能性はある。

あるいはグループ構成時からある程度考慮すべきか。

 

 

・総じて時間が足りない。

小林先生のモデルは15分+35分+15分なので、

50分に比べれば余裕が生まれるのではないか。

 

しかし演習時間は、30分が程良いと感じている。

25分を過ぎたあたりから集中が切れる生徒が出てくる。


小テストの時間は問題数で調整できるが、

重要さを伝えたい問題が多く、どうしても多目になってしまう。


解説時間は長めに取れるに越したことはないが、

演習時間を優先して10分に設定している。

15分取れればもう少し丁寧にできるが、

講義を聴く集中力の限界も15分程度ではないか。

 

 

・教科書内容を越えることができないという課題。

やりたい応用や別解、発展は多々あるが、時間的に難しい。

 

上位層の意欲に対しては、

チャレンジ問題で最低限はカバーできていると考えている。

発展的内容を補充プリントにて扱うつもりもあったが、

準備時間がなく断念した。

 

 

・理科と違い、具体物を用意できないのが数学の弱みか。

演習問題だけでも、

こちらが思っていた以上に生徒は取り組んでくれたが、

システムの目新しさがなくなったときにどうなるか。

 

数学をすることそのものへの面白さを感じてもらえれば

その心配はいらなくなるのだろうが、その道は遠いか。

 

 

・できれば具体物がほしい。

それはパソコン(タブレットなど)で、

GRAPESなどのグラフ描画ソフトや、

エクセルやmathematicaを使った計算処理など、

論理でなく直感的に操作して数学の理解につなげられる物が欲しい。
ネット環境があればwolframも活用したい。

 

 

以上、雑多なメモでしたが、実感と反省です。

 

実践して良かったのは間違いなく、

得られるものは多かったです。

 

今までの自分の授業に足りなかったもの、

自分の強み、弱み、向上すべき課題、

授業の難しさ、楽しさ、などなど。

 

講義型の授業ではなかなか見ることができない、

生徒が自主的に取り組んでいる姿を見るのは嬉しいものです。

 

もちろんそこに満足しているわけにはいきませんが、

ここを土台として、改善していきたいと思います。