高校教諭のためのシンポジウム「高校生のうちに身につけさせたいこと―社会とつながる学びとキャリア形成」

「電通育英会設立50周年事業 大学生研究フォーラム」併催シンポジウム

日時:8月18日(日)10:00~17:30

場所:東京大学本郷キャンパス 伊藤謝恩ホール

 

イントロダクション

溝上慎一先生(京都大学

 

講演「変化への適応を通したキャリア形成の軌跡

―JAXAでの経験をもとに高校のキャリア教育を考える」

井尻達也先生(京都市立堀川高校

 

パネルディスカッション①

溝上慎一先生

中原淳先生(東京大学

井尻達也先生

成田秀夫先生(河合塾

 

ランチョンセミナー

 

講演「高校での学びを通したキャリア意識の形成

―大阪府教育センター附属高校などの取り組み」

中濱秀徳先生(大阪府教育センター)

 

パネルディスカッション②

溝上慎一先生

中原淳先生

中濱秀徳先生

成田秀夫先生

 

ダイアローグセッション

 

指定討論

安彦忠彦先生(神奈川大学

 

総括パネルディスカッション

安彦忠彦先生

井尻達也先生

中濱秀徳先生

成田秀夫先生

 

総括と次年度に向けて

溝上慎一先生

 

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たくさんの事例を提示して消化を委ねるのではなく、

事例は少なく、しかし学びは深く、というコンセプトで開催されたシンポジウム。

 

特に、お一人目の井尻先生のキャリア形成過程は非常に興味深く、

その人生観・学習観・教育観には大いに共感しました。

 

正直なところ、自分が同じ質問をされたら同じフレーズで応えるのではないか

と思えるほどの近さを感じる先生でした。

もちろん経歴や経験の深さも幅も及びませんが…

 

 

高校生向けのキャリア学習という観点からも、今回のような

「身近な大人のキャリアを聴き、それを題材としてキャリアについて学ぶ」

という形は意義深いのではないかと感じます。

 

イメージとしては、まだまだ「社会人の話を聴く」だけで終わっている

(消化は生徒個々に委ねている)場合が多い気がするので。

 

スケジュールとして、たとえば時間の半分を「聴く」ことに、

残りの半分を「学びを深める」ことに使う、

と決めておいても良いのかなと思います。

さらに「自分のキャリアを考える」時間も取れれば何よりでしょうか。

 

 

今回また、新たな人とのつながりも得られ(本当にありがたいことです)、

もちろん考える題材や視点もたくさん受け取り、

2学期に入る前に参加できて非常に有意義な会でした。

 

来年も参加したいですが、京都はちょっと遠いか…