ジャン=バティスト・ミシェル「歴史の数学分析」(TED)
http://www.ted.com/talks/lang/ja/jean_baptiste_michel_the_mathematics_of_history.html
自然科学・人文科学・社会科学という分類が
便宜的なものに過ぎない、という認識は
どのくらい一般的なのでしょうね。
理系と文系など、言わずもがな。
学問というのは、要は見るメガネのレンズの色の問題であって、
見る対象を選択するものではない、ということです。
まして、学問細分化がピークを迎え、
その揺り戻しとして学際化が進むこれからの時代においてはなおさらです。
(人間学とか子ども学とか日本学とかは、
ちょっと極端にやりすぎだと思いますが)
学校として、本当はそういうことも伝えていきたいのです。
そしてそれは「総合的な学習の時間」を創る、ということではなく、
教科教育の中で、それぞれの教科の視点から伝えるべきことのはず。
キャリア教育にしても、市民教育にしても、然り。
もちろん特に時間を設けて、その視点を伝える、
というのは決して悪いことではないのですが、
それが教師や子どもの負担になっては意味がないですよね。
TEDトークの本題に戻って。
不規則動詞の話もそうですが、
言語学においては数学的分析が多く行われているそうですね。
戦争の規模と数の関係を、
人間の対数的認識と結びつけるのは興味深い分析です。
今後のデータ分析により、
さらなる興味深い法則が見つかるのが楽しみです