狩野みき『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』

世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業

世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業

 

本書でいう「自分で考える力」とは、

クリティカルシンキングのこと。

 

事実と意見を区別する、

自分が理解していること、理解していないことを整理する

5W1Hで理解の深さを自己分析する、

反対の立場からの主張を想像する、

決断の先にどのような結果が想定できるのかを考える、

反論は人格否定ではなく、意見を深める機会ととらえる、

などなど、

非常に基本的なところから解説してくれるので分かりやすいです。

 

もちろん実践している人にしてみれば

「何をいまさら」な内容なのですが、

基本的だからこそ「よく考えろって言われても、どう考えたらいいの?」

という人にとってはありがたい内容。

 

 

これらを「当たり前」として身に着けてほしい立場からすると、

どのようなタイミングで、どのような手段・形で伝えることが効果的なのか、

という点が悩ましいところなんですよねぇ…。

 

自分が、気付けば普通に実践しているだけに、

どういう学び方をしたのかが分からないのが難しいところです。