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twitterまとめ(by野本さん)

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3月1日(土)

ウインクあいち

 

主催:

教育産業株式会社

 

講演者:

千葉県立袖ヶ浦高等学校 永野直先生

 

パイオニアソリューションズ 太田泉氏

 

新潟大学教育学部附属新潟小学校 片山敏郎先生

 

iOSコンソーシアム文教担当 野本竜哉氏

 

大阪大学 岩居弘樹先生

 

プリンストンテクノロジー

 

名古屋市立天白小学校 林一真先生

 

教育産業 山口宗芳氏

 

ICT導入校 公開相談会 

 

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朝から晩まで、

全体で実に11時間ほどにも及ぶセミナー+懇親会でしたが、

実に内容の濃い、充実した1日となりました。

 

特に実践事例として様々な面白いアプリの情報を得られたことと、

iPadの活用方法(難しくないもの、高度過ぎないもの)を聞けたこと、

そして文部科学省の教育の情報化推進予算の話を聞けたことが

大きな収穫でした。

 

アプリとしては、

・easy measure(カメラで距離を測る)

・tabletsynx, xsync(電子黒板との連携)

・aurasuma(AR作成)

・Xing Board(グループ内メモ共有)

・SimpleMind+(マインドマップ作成)

・Speak it(文章読み上げ)

・Word wizard(単語読み上げ)

・Dragon dictation(音声書き取り)

・ロイロノート(動画作成)

・human anatomy atlus sp(人体図鑑)

・star walk(星図

・pastvid(遅延動画再生)

・coach's eye(動画比較分析)

・e repoart camp(リーフレット作成)

などなど。

 

使い方としては、

・理科の実験手順/操作の解説動画

・実験の過程を動画で撮影(色の変化など)

・測定結果を表計算

・実験過程の画像をその場で他の班と共有、比較

・レポートをデジタルで作成(動画、画像の埋め込み)

クラウドでレポート提出

・漢文の内容を紹介する動画作り

・朗読ビデオ

Dropboxで動画/画像共有

・iTunesUで教材共有

・easy measureで三角比の測定実習

evernoteで資料やノート共有(生徒個々に情報追加も可能)

・部活動でフォームチェック

・プレゼン演習

・社会人にチェックしてもらう

・カメラコネクションキットで画像共有

ツイッターのクラス用非公認アカウントでリテラシー習得

・ICTを使って社会問題を解決する課題研究

・学ぶ実感とコミュニケーションを

・リフレクションビデオ

といったところでしょうか。

(「使い方」という感じでないものもありますが)

 

結局のところ、まだ利用法についてはみんなが手探り状態で、

(もちろん評価を受けている事例はそれだけの理由があります)

だからこそ「やってみる」ことの価値が高くて、

(様々な事情はあれども)

むしろ「やってみる」しかない、と思います。

 

 

永野先生も仰っていたように、

「使い方」から授業を考えないこと、

は大切だと思います。

 

もちろん使い方からイメージを刺激されることはありますが、

基本はやはり、

「こういう授業をやりたい(効果があると信じている)」があって、

「それはiPadがあれば実現できるはずだ」

という状況で初めて使うべきなのでしょう。

 

あくまでテクノロジーは課題解決の手段であって、目的ではない。

(導入校としてのブランディングも手段ですね)

 

iPadは魔法の道具でも、万能の道具でも、革命の道具でもない。

 

結局は使う人次第の、ただの便利なツールに過ぎない。

 

新しい技術・環境への期待感に浮かれることもまた大切だと思いますが、

(興味関心=楽しそう!使ってみたい!も大事)

しかし、それに流されるだけではいけない。

 

ついつい忘れがちな、そんな当たり前のことを再確認しました。