杉本真樹『医療者・研究者を動かすインセンティブプレゼンテーション』
facebookで話題になっていたので読んでみました。
たしかに、医療者・研究者に限らず、
幅広く役立つプレゼンの心構え&技術です。
読みやすく分かりやすいので、オススメです。
ガー・レイノルズの『プレゼンテーションZen』を
噛み砕いてエッセンスを伝えてくれている感じです。
(もちろん全く同じというわけではありません)
個人的に一番響いたのは、
「大切な記念日にケーキをプレゼントするとき。
宅急便で送ればいいと思いますか?思いませんよね。
単にケーキをあげたいわけではなく、
もらった人がどう思うか、どう感じるか、
そしてもらったときのその瞬間を分かち合うことが大切だから、
直接本人に渡して一緒に感動を味わうわけでしょう。」
という部分。
映像授業か対面授業かでモヤモヤしていたところに対する
1つの答えを得られました。
別にそれが絶対的な正解ではなく、
あくまで自分を納得させる説明として。
自分はそう考えて、それぞれの良さを活かしていきたいと思います。
プレゼンがプレゼントなのと同じように、
授業もプレゼントですね。
中身も大切に選びたいし、渡し方も考えたいし。
先日『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』を読んだ時の読感メモに
「教師の商品は授業ではない
授業はプレゼン、商品は…学習という体験?」
と書きました。
この話は自分の中ではまだ解決していないのですが、
これともつながりそうだなぁと感じています。