泡坂妻夫『生者と死者奪ー酩探偵ヨギガンジーの透視術』
『しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術』に続く
奇術本?の第二弾。
『しあわせの書』の仕掛けは終盤まで分かりませんが、
『生者と死者』は仕掛けは非常に分かりやすいです。
「消える短編」がしっかりと意味を持っていて、
かつ二重の意味が生まれるように諸々の設定(主に名称)が
考えられているので、
本編を読みながら16ページごとにパラパラとめくって
制作の苦心を楽しむことが出来ました。
そして本編を読んでみて、
短編のラスト1ページに感心させられました。
ということで、読んでみないと何のことやら分からない感想です。