石井威望『複素数「解」の時代』

 

複素数「解」の時代

複素数「解」の時代

 

 

数学の本だと思ったら、全然違いました。

 

しかし良い意味での期待の裏切りでした。

 

 

講義形式のエッセイというか、教養書というか、

ジャンルが難しいところですが、

 

幅広い教養に基づくと世界はこういう風に見える、

というメッセージとして受け取りました。

 

教養が幅広すぎて時々置いていかれそうになりますが・・・

 

 

本のところどころにQRコードが埋め込まれていて、

書籍という実世界と、web上の動画という虚世界が結ばれ、

複素数の世界を体感できる、という試みも非常に面白いです。

 

 

ITに関する示唆もとても参考になりました。