中学3年生対象 模擬授業の記録

学校説明会にて、アクティブラーニング&ICTの模擬授業を実施しました。

 

参加者は、

中学生20名弱、

保護者の方10名強、

本校卒業生の大学1年生6名、

サポート&見学の先生2,3名、という構成。

 

保護者の方は教室の後ろから見学していただく形でしたが、

取り組み自体には一緒に参加してもらいました。

 

大学生たちにはそれぞれグループに入ってもらって、

授業のサポートをしていただきました。

 

 

テーマは「関数」

 

・関数の本質に迫ること

・関数を楽しんで探究すること

を課題の目的として実施しました。

 

50分間の授業で伝えられることはあまり多くはないので、

その後の学びにつながっていくような、

「関数ってこういうもの」という感覚や、

「自分で探究するのって面白いな」という気持ちを

少しでも持ってもらえたらと願って課題を考えました。

 

 

前半はグループで規則性クイズに挑戦。

 

http://1drv.ms/1n76hGt

(ぜひやってみてください)

 

かなり苦戦していましたが、

こちらが意図していなかった解答(もちろん正解)

も出てきて驚かされました。

 

 

クイズの位置付けとして、

 

「関数」とは、入力に対して、規則に基づいて出力が1つに決まる、

という関係のことなんだよ、というメッセージ、

 

数学だけのものではないし、

難しいものではない、

 

例えば鍵盤楽器や自動販売機なども、

関数であると見る事ができる、

 

これから学ぶ高校数学の主役の1つは関数だよ、

 

といった話をしました。

 

 

後半はICT体験。

 

iPadを1人1台に貸し出して、

グラフ作成アプリ「Geogebra」を用いて

グラフの探究をしてもらいました。

 

基本的には自由に遊んでもらって、

こちらからは、「ax+b」を入れてみて、とか、

「x^2+x+1」「sinx」「tanx」「x^2+y^2=1」を入れてみて、

といった提案のみ。

 

大学生のサポートのお陰もあって、

みんな夢中になって遊んでくれました。

 

みんな、には、保護者の方々も含まれます。

クイズもGeogebraも楽しんでくれたようです。

 

 

そして活動の位置付けとして、

 

グラフが表示されたときに感じた、

「面白い!」「なんで?」「こうしたらどうなる?」

といった気持ちを大事にして、それを学びにつなげてほしいこと、

 

習っていないグラフが描けるということは、

自分からどんどん学んでいけるということ、

今の時代に生きるみなさんは学びの武器を持っているんだ、

といったことを伝えました。

 

 

アンケートは取りませんでしたが、

見た感じでは、満足度は高かったのではないかなと思います。

 

こちらとしても楽しい授業でした。

 

Geogebraによる生徒の動きも見えました。

2学期からも使っていこうと思います。