中学3年生対象 模擬授業の記録
学校説明会にて、アクティブラーニング&ICTの模擬授業を実施しました。
参加者は、
中学生20名弱、
保護者の方10名強、
本校卒業生の大学1年生6名、
サポート&見学の先生2,3名、という構成。
保護者の方は教室の後ろから見学していただく形でしたが、
取り組み自体には一緒に参加してもらいました。
大学生たちにはそれぞれグループに入ってもらって、
授業のサポートをしていただきました。
テーマは「関数」
・関数の本質に迫ること
・関数を楽しんで探究すること
を課題の目的として実施しました。
50分間の授業で伝えられることはあまり多くはないので、
その後の学びにつながっていくような、
「関数ってこういうもの」という感覚や、
「自分で探究するのって面白いな」という気持ちを
少しでも持ってもらえたらと願って課題を考えました。
前半はグループで規則性クイズに挑戦。
(ぜひやってみてください)
かなり苦戦していましたが、
こちらが意図していなかった解答(もちろん正解)
も出てきて驚かされました。
クイズの位置付けとして、
「関数」とは、入力に対して、規則に基づいて出力が1つに決まる、
という関係のことなんだよ、というメッセージ、
数学だけのものではないし、
難しいものではない、
例えば鍵盤楽器や自動販売機なども、
関数であると見る事ができる、
これから学ぶ高校数学の主役の1つは関数だよ、
といった話をしました。
後半はICT体験。
iPadを1人1台に貸し出して、
グラフ作成アプリ「Geogebra」を用いて
グラフの探究をしてもらいました。
基本的には自由に遊んでもらって、
こちらからは、「ax+b」を入れてみて、とか、
「x^2+x+1」「sinx」「tanx」「x^2+y^2=1」を入れてみて、
といった提案のみ。
大学生のサポートのお陰もあって、
みんな夢中になって遊んでくれました。
みんな、には、保護者の方々も含まれます。
クイズもGeogebraも楽しんでくれたようです。
そして活動の位置付けとして、
グラフが表示されたときに感じた、
「面白い!」「なんで?」「こうしたらどうなる?」
といった気持ちを大事にして、それを学びにつなげてほしいこと、
習っていないグラフが描けるということは、
自分からどんどん学んでいけるということ、
今の時代に生きるみなさんは学びの武器を持っているんだ、
といったことを伝えました。
アンケートは取りませんでしたが、
見た感じでは、満足度は高かったのではないかなと思います。
こちらとしても楽しい授業でした。
Geogebraによる生徒の動きも見えました。
2学期からも使っていこうと思います。