和井田節子『協同の学びをつくる 幼児教育から大学まで』

協同の学びをつくる -幼児教育から大学まで-

 タイトルの通り、幼児教育から大学までそれぞれの場における、

協同の学びが描かれています。

それぞれの場で協同の学びをを実践されている先生方が

実践に基づいたお話をされているので、

とても説得力があり、共感できます。

学校種の壁なんて、無いはずですよね。

どの実践からも学ぶことが多くありました。

そして実践編の前後を挟む、理論編や校内研修の話も、

実践の土台をしっかりと支えています。

個人的には特に、

終章で、編者が自らの視点からそれぞれの著者を紹介している、

というのが目新しい試みであり、

とても良いと思いました。

共著の本全てにこういう内容があったら、

より内容への共感と理解が深まりそうです。

全体を通して、

「自分もやってみよう」という後押しを得られる内容でした。

協同の学びに取り組もうとする先生方にぜひ読んでほしい本です。