広瀬和之『合格る計算 数学IAIIB』
計算系の参考書の中で、一番オススメです。
今回の夏期講習のテキストにも採用しました。
裏ワザではない正当派の考え方の中でも
一番ミスが少なく早くできるやり方を比較解説してくれているので、
今までの自分のやり方を相対化することで、
場面に応じて自分のやり方と本書のやり方とを使い分けることが
できるようになりそうです。
数学の力は、
・知識(定義や定理、あるいは典型問題)
・アプローチ(解法の見通しの立て方)
と並んで、
・計算力(解法の実行)
の3つで構成されると考えています。
(分解の仕方の1つとして)
そして授業でなかなか伸ばしづらいのが
この計算力だと思います。
この部分はどうしても自主性に任せてしまうことになるのですが、
その自主性に応える良書がたくさん出てくれると良いなぁと思うばかりです。