狩野みき『自分の考えを「伝える力」の授業』
の続編。
自分の考えをどう伝えるか、
どのように「意見」や「質問」へと形作るか、
考えを伝えるときのコツや心構えなど、
「伝える」ことに焦点をあてて分かりやすく説明をしています。
「正しい意見」は存在しない、
意見や質問は議論への貢献である、
という軸があるのがとても共感できます。
みんながそれぞれ異なる形・大きさのレゴブロック(意見)を持っていて、
それをお互いに出し合いながら1つの作品(議論)を作る、
適切にブロックを配置する(発言)ためには、
まず目の前にある状態(場の流れ、相手の意見)を観察して把握しなければならない、
というアナロジーは適切だと思いました。
ただの思いつきですが、
議論の練習(と言うか、議論における適切な行動の練習)として、
カードゲームのウノを使って、
ウノのルールの元でカードを出し合い、
協力して全員がちょうど出し切れたら成功、とか、
そんな感じのワークをやったら伝わるのではないかなと思いました。
子どもたちにも読んでほしい本です。