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アクティブラーニング&ICT最前線

ー21世紀型授業づくりへの挑戦。あと読書。ー

東京私立中学高等学校協会主催・教務運営研究会

研修記録

2泊3日の泊りがけで教務研修に参加してきました。

 

今年度からの初心者主任なので、

しっかりと議論に貢献して、情報を持ち帰れるか不安でしたが、

 

他の学校の話を聴けるというのは単純に興味深く、

それなりに質問もし、自分の知る範囲での情報も提供して、

とても有意義な時間となりました。

 

高校単独校(中学校なし)だけでの分科会だったので

関心の分野も近く、本校と似ている学校もあったり、

圧倒的に少数派な項目もあったりで楽しかったです。

 

夏休みの自宅研修が認められている学校の羨ましさよ…笑

意外と多いのでびっくりしました。

 

 

分科会の他に講演や実践報告もいくつかありました。

 

東京大学大学院の市川伸一先生による講演

「授業と家庭学習の改善に向けて

―深い理解と学ぶ意欲をどう育てるか」。

 

書籍でも書かれている「教えて考えさせる授業」について。

「教えて考えさせる授業」を創る

―基礎基本の定着・深化・活用を促す「習得型」授業設計

「教えて考えさせる授業」の挑戦

―学ぶ意欲と深い理解を育む授業デザイン―

 

公式などを自己発見させる授業ではなく、

公式は丁寧に教えた上で、発展的な課題に取り組む授業です。

 

書籍だけでは感じ取れていなかった、

どういう部分に重点を置くのか、

授業の構造にどういう意図があるのか、

授業を通じて何を目指すのか、

という点の理解がより深まりました。

 

部分的には取り入れさせてもらっていたつもりでしたが、

今後、まずは全体的な形から全て導入して実践してみたいと思いました。

 

 

続いて広尾学園の堀内陽介先生による実践報告

「反転授業実践報告

―『教える』から『考えさせる』への転換―」

 

オーソドックスかつ理想的な反転授業の形の一つだと感じました。

 

0.予習のビデオを見る

動画はwebにあるものを活用。

サイト: EDuPA 学ぶ人のための無料の基礎教養講座

問題解説ではない、webでは数少ない概念解説動画。

 

1.小テストおよび解説

動画内容の理解度確認、

および基礎レベルの共有。

 

2.発展課題

すぐに答えが出ないような課題や、

驚きや納得を通じて本質的な理解に向かう課題での演習。

 

という非常にシンプルな構成。

市川先生の授業の構成とも似ている面があります。

 

優秀で意欲的な生徒だから出来る、

という指摘は散々受けていると思いますが、

そこは授業デザインや課題の工夫である程度どうにかなる点だと思います。

 

非常に参考になりました。

上記の動画の活用を2学期から検討したいと思います。

 

 

最後に東洋英和女学院の上野貴子先生による実践報告

「電子黒板とタブレット端末を用いた協調学習の研究

―思考力・判断力を高める地理教育を目指して―」

 

個人的には電子黒板という機能にあまり魅力を感じていないのですが、

この実践報告(模擬授業風)を受けて、

面白いことはできそうだなと思いました。

 

上野先生も強調されていましたが、

子どもの視線を集める、ということは確かに重要です。

タブレットだけではどうしても個別化してしまいますし。

 

教室の仲間たちと、全員で一緒に学びの世界に入っていく、

という感覚でしょうか。

 

とはいえ数学の授業では、

なかなかプロジェクター機能以外には使いづらいかなとも思いますが、

せっかく電子黒板もいくつかあることですし、

タブレットもいよいよ本校にも来たことですから、

可能な場面では両方をうまく活用していきたいと思います。

 

 

ホテルやホールもすごく快適でした。

どこでもWiFiがつながるというのは、やはり非常に便利です。

本校もそういう環境を目指してほしいものです。

 

 

研修の内容もさることながら、

他の学校の先生方とお知り合いになれた、

というのが一番大きい収穫だと思っています。

 

今後も頻繁に連絡を取る、ということにはならないと思いますが、

それでも私立高校という同じ環境でがんばっている仲間や先輩がいる、

そして必要に応じて協力したり情報交換したりできる、

ということがとても心強いものだと思います。

 

出来れば勉強会もそろそろ始めたいですね。

 

数学×探究か、数学×ICTか、20代30代か、、、etc

東京近辺の先生方で月1回でも集まって話し合いたいです。