シーナ・アイエンガー『選択の科学』
- 作者: シーナ・アイエンガー,櫻井 祐子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 単行本
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最近、文庫版も出たようです。
『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)』
こちらはハードカバーの方。
「選択」というワードは個人的に思うところが多くあって、
「人生とは何か」という哲学的問いに対する一つの答えであり、
より善く生きるための指針になり得ると考えています。
イントロでの、自分が出会った状況を、あるいは否応なく巻き込まれた状況を、
偶然と捉えるのか、運命と捉えるのか、選択と捉えるのか、
という発想は非常に共感できる部分でした。
もっとも、邦題や、原題The Art of Choosingの"Art"という言葉にも表れている通り、
主な内容は、選択という対象に対する科学的な分析です。
有名な「ジャムの実験」は興味深いですね。
選択肢が多ければ多いほど良いというわけではない、という話。
全体的に面白く読めました。