2013年度の取り組みについて
今年度は積極的にアクティブラーニングを取り入れようとしているのですが、
同時に違うことも取り入れようとしているせいか、
あるいは単純に力不足か、
しっくり来ないまま授業が過ぎています・・・
先学期に模倣した「説明→グループ演習→振り返り」という流れはやりやすいし、
それで進められれば申し分ないのですが、
準備や時間配分、あるいは課題設定ということを考えて、
大幅に変更を試みています。
もちろんアクティブラーニングの懐の広さから考えれば、
一応はグループを取り入れている今の取り組みも
その範疇に入れてもらえるのだと思いますが、
効果、という観点からは今一つな感触です。
(授業の「効果」という概念も未定義ですが、あくまで主観的な感触として。
この授業が模試成績につながるのか、という確信の得られなさ)
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今の単元は「図形と方程式」なのですが、
この範囲の教科書を1から進めるのではなく、
模試の問題をいきなり提示して、
・未知の問題に出会った時のアプローチの仕方を伝える
(問題文を丁寧に読み込み、数学の言葉(式や図)に翻訳する。
パラメータによる図形的状況の変化をイメージする)
→何が分からない(何を知らない)から解けないのかという問題分析をする
(既知の条件と、未知の答え(何を求めるのか)を整理し、
その間をつなぐ道筋を探す)
→「ここが分かれば解ける」という必要性からの新しい概念・公式の導入
(新しい公式を、それを使える場面とセットで取り入れる。
証明は残念ながら後回しか、教科書頼み)
といった方向性の授業をしています。
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形式としては常時グループですが、
板書&映像(グラフを投影)で説明をして、
手を動かすところは演習で、
(板書&説明の内容は、後日プリントで補足。ただし時間的に作れれば)
というのを何度か行き来するところは一斉授業と変わらず、
これが良いとこ取りになっていれば良いのですが、
ALのメリットの一つと考えている
「演習量が確保できる」
という部分に不足を感じています。
ただ、グループになっていることで、
「これどういうこと?」というのが聞きやすいように見えるので、
その点だけは前向きに評価できる点です。
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今年はHR運営よりも授業の方に比重を置いているのですが、
それでもなお準備が不足していることも
上記の要因の一つかと感じています。
ということで、状況整理のための雑記でした。
気持ちばかり焦ってしまってどうにも余裕がない・・・