香取一昭・大川恒『ワールド・カフェをやろう!』

ワールド・カフェをやろう!

ワールド・カフェをやろう!

 

アクティブラーニングやファシリテーションのヒントを求めて。

 

ワールド・カフェ自体、

言葉としては耳にしたことがあったものの、

自分が参加したことはなく、

どのようなものか今回初めて知りました。

 

ワールド・カフェの背景やマインド、

台本形式での具体的な流れの説明や、

豊富な問いの事例があり、概要をつかみやすかったです。

 

一言でいえば、シンプルなルールに則った、

オープンエンドかつジグソー的グループ交流が特徴なのかなと思います。

 

このまま授業やHRに取り入れるのは難しそうだと感じる点として

①参加者全員が必ずしも自主的に存在しているわけではない

②オープンエンドでなく結論や収束が必要な場合も多い

③問いを十分に練り上げるだけの準備期間が取れない

の3つが主に挙げられますが、

 

ディスカッションではないダイアログを重視する姿勢や、

多様性・異質性の交流といったマインドについては、

その手法と共に取り入れられる部分は決して少なくないと感じました。

 

併せて紹介されていたホールシステム・アプローチ、

「OST」「AI」「フューチャーサーチ」もそれぞれに面白そうで、

ぜひ積極的に学んで参考にしていきたいと思います。