『キャリアガイダンス』No.50
リクルートの『キャリアガイダンス』50号。
特集は「高校生・保護者白書2014」
進路にまつわる親子の関係についてです。
子どもと保護者がそれぞれ何を考えているのか、
コミュニケーションを取っている(と感じている)のか、
どんな話をしているのか、
どんな関わり方を求めているのか、
などなど。
とても参考になりましたが、
個人的には学校や教師への要望の部分が
もっと厚いと嬉しいですね。
進路指導は本当に難しいです。
経験の浅さ、自身の未熟さはもちろんありますが、
しかし根本的に何をすべきか、何ができるのかを考えると・・・
どちらかと言うと悲観的な結論に落ち着いてしまいます。
特に「クラスに対して話をする」という場面。
目指す方向がそれなりに定まっている学習指導ですら、
教室にいる子どもたちの多様性に戸惑うのに、
方向が定まっていない進路指導はなおさらです。
複数人に向けて同時には話をするべきではないのでは、
とも考えます。
そして1対1であっても・・・
もちろん自分なりに、自分の経験や他者の経験から、
考えること、学んできたこと、良しと思うことはあります。
しかしそれを伝えることがどういう影響をもたらすのか、
どう伝えるのか、そもそも伝えるべきなのか。
考えだすときりがなく、答えもなく。
それでも良かれと思って伝えるようにはしています。
やらない後悔よりは、やる後悔、と思って。
しかしそれが自分だけの問題でなく、
相手の人生をも巻き込むこととなると果たして・・・???
もっとも自分が学生のときを振り返れば、
先生がいった事を100%受け入れるなんてことはなく、
10%の子もいれば50%、70%の子もいて、
それぞれに自分にとって利用できそうな部分を利用して、
うまく生きていってくれるのだろうとは思うのですが。
そうであれば、
「なんで俺が言うことを素直に聞き入れないんだ」
と思ってしまうことがなければ、
まずまず、悪くはないのかもしれませんね。