市川伸一『「教えて考えさせる授業」の挑戦 学ぶ意欲と深い理解を育む授業デザイン』
「教えて考えさせる授業」の挑戦 ―学ぶ意欲と深い理解を育む授業デザイン―
- 作者: 市川伸一
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
が理論編だとすると、こちらは実践編。
高校の事例がなかったのが残念ですが、
数々の実践例はとても参考になりました。
「教師からの説明」→「理解確認」→
「理解深化」→「自己評価」という4段階での
習得場面における授業構成、説得力があります。
しかし50分間にそれらを全て盛り込めるかという悩みが・・・
盛り込めるようにする努力はいくつか考えられますが。
そして実践から生じる課題として、
予習をどう習慣付けるか、
いかにして簡潔で分かりやすい説明をするか、
適度なレベルの応用課題をどう設定するか、
安心感と受動性とのジレンマをどう解消するか、
など、わりと普遍的な問題が出てきますね。
今の授業形態も、「理解確認」を加えれば、
形式としては「教えて考えさせる授業」と同じになりますが…
色々と考えさせられます。