アクションラーニング研修会
恩師である小林昭文先生が主催された
へ参加してきました。
正直なところ「アクションラーニング」に関しては全く詳しくなく、
それゆえに漠然と怪しげな印象を抱いてすらいたのですが・・・
そんな印象をあっさりと吹き飛ばす衝撃的な体験でした。
うまく説明できませんが、
自分が求めていたチームの話し合いとはこういうものだ、
と強く感じました。
問題解決への意識共有、
前置きや無駄のない建設的な質問、
穏やかで理性的な発言、
誘導や反論や言い訳や不安のない安全安心な空間、
きちんと問題解決(の糸口)に向かっていく構成。
セッションの1回目は外から見学していて、
どういう点に気をつければ良いのかを学び、
2回目に参加するときはそこに気をつけようと思っていたのですが、
いざ入ってみると、それらに気をつけられた感覚もなく、
相談者の気付きを促すような建設的な質問ができた気もせず、
しかしとにかく必死に頭を動かして
何とか相談者の問題を解決しようと考え、
チームで協力して話を進められた、
という楽しさと充実感はありました。
会議にありがちな意見誘導や探り合いや傍観もなく、
私の感覚にフィットしているバーナードの言うところの「組織」として、
(3要素:共通目的、貢献意欲、コミュニケーションを持つ集団)
見事に機能して問題に立ち向かっていました。
また、参加していて感じたイメージが、
話し合いをしている中央に「集合知」の雲があって
(クラウドのイメージなのでしょうか)
そこにみんなが惜しみなく情報を提供して、あるいは引き出して、
知識や状況やアイデア、問題や目標を共有し、
「誰が」という個人を乗り越えて「チームが」考える、
そして課題を解決しようと進む、
そんな感覚を終始持っていました。
あるいはサッカーのパス練習で何人かが輪を作って
素早くテンポよくボールを回していくような。
そしてそこにボールの軌跡で綺麗な図形が描かれていくような。
このアクションラーニングの体験を
いかに授業に活かすかは正直まだ見えませんが、
しばらく頭の中で転がして他のアイデアと反応させると
何か見えてきそうな期待感はあります。
ぜひまた参加したいです。
ありがとうございました。