アクションラーニング研修会

恩師である小林昭文先生が主催された

5月17日 アクションラーニング(質問会議)体験会

産業能率大学

へ参加してきました。

 

正直なところ「アクションラーニング」に関しては全く詳しくなく、

それゆえに漠然と怪しげな印象を抱いてすらいたのですが・・・

 

そんな印象をあっさりと吹き飛ばす衝撃的な体験でした。

 

 

うまく説明できませんが、

自分が求めていたチームの話し合いとはこういうものだ、

と強く感じました。

 

問題解決への意識共有、

前置きや無駄のない建設的な質問、

穏やかで理性的な発言、

誘導や反論や言い訳や不安のない安全安心な空間、

きちんと問題解決(の糸口)に向かっていく構成。

 

セッションの1回目は外から見学していて、

どういう点に気をつければ良いのかを学び、

2回目に参加するときはそこに気をつけようと思っていたのですが、

 

いざ入ってみると、それらに気をつけられた感覚もなく、

相談者の気付きを促すような建設的な質問ができた気もせず、

 

しかしとにかく必死に頭を動かして

何とか相談者の問題を解決しようと考え、

チームで協力して話を進められた、

という楽しさと充実感はありました。

 

 

会議にありがちな意見誘導や探り合いや傍観もなく、

私の感覚にフィットしているバーナードの言うところの「組織」として、

(3要素:共通目的、貢献意欲、コミュニケーションを持つ集団)

見事に機能して問題に立ち向かっていました。

 

 

また、参加していて感じたイメージが、

話し合いをしている中央に「集合知」の雲があって

クラウドのイメージなのでしょうか)

そこにみんなが惜しみなく情報を提供して、あるいは引き出して、

知識や状況やアイデア、問題や目標を共有し、

 

「誰が」という個人を乗り越えて「チームが」考える、

そして課題を解決しようと進む、

そんな感覚を終始持っていました。

 

あるいはサッカーのパス練習で何人かが輪を作って

素早くテンポよくボールを回していくような。

そしてそこにボールの軌跡で綺麗な図形が描かれていくような。

 

 

このアクションラーニングの体験を

いかに授業に活かすかは正直まだ見えませんが、

 

しばらく頭の中で転がして他のアイデアと反応させると

何か見えてきそうな期待感はあります。

 

ぜひまた参加したいです。

ありがとうございました。