漆紫穂子『伸びる子の育て方』
読んでみたかった漆先生の本をやっと読めました。
どのページにも参考になることばかり載っています。
同僚ともぜひ共有したい内容です。
保護者の方々にも、保護者通信を通じて薦めようかなと考えています。
一番示唆を得られた点として、
「一緒に」という言葉、
少し子ども言葉っぽくて、意識的にはあまり使わないのですが、
でももっと使っていくことが大事なのかもと思いました。
「一緒にやろうか?」「一緒にやってみる?」って。
伴走と支援の姿勢ですね。
グループ・ファシリテーションでの
「手伝いましょうか?」という言葉がけ(小林先生より)が
伝えるメッセージと似ているのかなと感じます。
子どもに対して、自立してほしいからと、
まず自分でやってみてほしいと言葉がけをしていましたが、
まず一緒にやってみてから、というのも大切なのかなと考えさせられました。
去年の反省も踏まえて。
あと、キーワードはやはり「自己肯定感」ですね。
今までも重用視はしていたつもりでしたが、
もっともっと主要テーマとするべきだと思いました。
それこそ学校全体で取り組むべきことかなと。
様々な事情からではありますが、学校の生徒に対して、
この子は自己肯定感が低いのだろうなと感じることが多いですし。
自信がないというか、挑戦できないというか。
ある意味では、自立と同義語なのかもしれませんね。
そして、付録の、小4・5・6年生の保護者へのアドバイス、
そのまま高校1・2・3年生の保護者へのアドバイスになりそうです。
驚いたんですが、小学生で「オープンキャンパス」に行くんですね。
中学受験する以上、学校見学は行くと思うのですが、
「オープンキャンパス」という言葉の存在に驚きました。
とても得るものの多い一冊でした。
読んで良かったです。