トム・ケリー『イノベーションの達人!』

 

イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

 

 

前作『発想する会社!』ではイノベーションを起こすための技法が中心でしたが、

こちらは人材が中心です。

 

技法に挙げられていた「ホットなチームを作る」ために、

あるいはそのチームがより良く機能するために、

こういう人材がいること、

あるいはこういう役割を意識的に担える人材が必要だと伝えています。

 

情報収集を担う「人類学者」「実験者」「花粉の運び手」、

土台をつくる「ハードル選手」「コラボレーター」「監督」、

そしてイノベーションを実現する「経験デザイナー」「舞台装置家」

「介護人」「語り部」、という10の役割を持った人々。

 

この本もやはり事例が豊富なので、

それぞれの役割がどのような働きを担うのかが分かりやすくイメージできます。

 

 

得手不得手はあれども、各人がその場その場の状況を読んで、

必要に応じたキャラクターを担えるチームになれば、最高ですね。