シーナ・アイエンガー『選択の科学』

 

選択の科学

選択の科学

 

 

最近、文庫版も出たようです。

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

こちらはハードカバーの方。

 

「選択」というワードは個人的に思うところが多くあって、

「人生とは何か」という哲学的問いに対する一つの答えであり、

より善く生きるための指針になり得ると考えています。

 

 

イントロでの、自分が出会った状況を、あるいは否応なく巻き込まれた状況を、

偶然と捉えるのか、運命と捉えるのか、選択と捉えるのか、

という発想は非常に共感できる部分でした。

 

 

もっとも、邦題や、原題The Art of Choosingの"Art"という言葉にも表れている通り、

主な内容は、選択という対象に対する科学的な分析です。

 

有名な「ジャムの実験」は興味深いですね。

 

選択肢が多ければ多いほど良いというわけではない、という話。

 

全体的に面白く読めました。