2月8日 イエナプラン勉強会 20の原則を読む
オランダを中心に盛んなオルタナティブ教育の1つ、
イエナプラン教育の勉強会に参加してきました。
イエナプランの発想や学校作りはとても共感でき、
現在の学校改革構想にも非常に参考になりそうです。
リヒテルズ直子さんの著書、
の4冊を3日間で詰め込み気味に読み
(しかし速読するのがもったいなくて、割とじっくり読みました)、
いざ勉強会へ臨んできました。
初参加の場ということで、かなり不安と緊張を抱えていたのですが、
いざ行ってみたらとても居心地の良い空間でした。
ぜひまた参加したいです。
以下、気付きのメモ。
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◆一斉授業を否定してはいけない
素晴らしい実践をされている先生のところへ卒業生が戻ってきて「今の学校の授業はつまらない」というようなことを言った、という話を聴いて思ったことです(そのときに「まずいことをした」と受け止めたその先生も、さすがだなぁと思います)。
これからAL(アクティブラーニング)を進めるのは良いのですが、そこに一斉授業を否定するようなニュアンスを少しでも含めてしまうと、他の学校の教育、あるいは学内のALをやっていない先生の教育を否定してしまうことになります。
目標は「ALをやること」ではないので、あくまで子どもたちが身につけてほしいものがあって、そのための方法として「私は(あるいは、うちの学校は)ALが一番効果的だと考えるから、それをやる」というだけのことであり、それ以上でもそれ以下でもあってはいけないのだと思いました。
今までも否定してきたわけではありませんが、今まで以上に「絶対に」否定的なニュアンスを込めてはいけないと、意識的にいようと思います。
◆新任の先生への助言は、これも相当に意識的に、目線を揃える必要がある。新人教育という投資を適当にしたりケチったりしては、将来ツケが回ってくる。非常勤の先生に対しても同じだろう。
◆協同で学ぶ、ということにも種類がある。個別の課題を、周りに支えられながらやる、という協同もあるし、PBLのように協同で創造したり表現したり、ということもある(「インプットの協同」と「アウトプットの協同」と区別しても良いかもしれない)。あるいは、ただそこにいるだけ、という協同もある。きちんと仕掛ければ、競争だって協同の1つの形態になる。
協同を引き起こす目的、協同的な関わりが起こることの影響を、きちんと考えて使い分ける必要がある。
◆2学年の複式と3学年の複式の違い
◆学習の区切り(単元とか)を、どう子どもが認識するのが良いのか。テキストの区切り(あるいは作品の完成)か、小テストか。教師が認定するのか、子どもが自分で判断するのか。適正な判断力はどう養われるか。フィードバックをどう構造化するか。
◆協同するにもエネルギーが必要。
◆集中できる空間とリラックスできる空間が別な人もいる。
最後にもう1つ。
◆「人の授業のビデオを見るのは嫌い!」えっ?
「だって、生で見たい!」たしかに!
すごく共感しました。