大塚英志『ストーリーメーカー 創作のための物語論』
クリストファー・ホグラー『神話の法則』を読みたかったのですが、
絶版で高価になっていたので断念。
代わりになりそうなものを、と思ったのと、『神話の法則』だけでなく
ジョセフ・キャンベル『千の顔をもつ英雄』も解説しているとのことで
読んでみました。
前半の物語構造の解析は非常に面白く、
納得させられました。
いくつかのパターンがあるとは捉えていましたが、
たった1つのパターンに収斂されるとは。
後半は、構造分析に基づいて作られた、
それに答えていくとストーリーが出来上がる30の質問。
これも面白いです。
もっと単純なものを想定していたのですが、
シンプルながらもきちんとストーリーに向かっていくような、
意図と流れの明確な質問でした。
これを教育や授業や数学のストーリーに活かせれば。