AL授業への挑戦
先日の記事で、3年生理系の2種類の授業を書きました。
簡単にその補足を。
まずグループワークを取り入れているこちらの授業。
最初の5分、グループで解く10分(最近は12分)では
iPadアプリの「Lightning Talk Timer」で時間を表示しています。
自分の教室には教卓がないので、
黒板の横にそのままiPadを置いているだけですが、
表示の文字が大きいお陰で後ろからも見えます。
タイマーがあると、時計に合わせなくて良いのが楽ですね。
また、演習時間の終わりのタイミングや、
開始5分後のグループでのアイデア交流(1分×4)では、
アナログなベルを使っています。
レジとかに置いてある、学会でも使う、チーンって鳴るベル。
音量と響きが程よく、邪魔にならず、でもしっかり聞こえる、という
ちょうど良い音色を出してくれるのです。
じつはずっと使いたくて100均で買ったものの、
なかなか使う機会がなくて半年以上眠っていたのですが、
ようやく登場の機会に恵まれました。
演習時間の終わりに「チーン」、
1分の交代に「チーン」「では×人目〜」、
4分の終わりに「チチーン」「では一回顔を上げてー」、
10分のグループ演習の終わりに「チチーン」「では解説しまーす」って。
授業後に生徒も思わず鳴らしてみたくなってしまう逸品です。
もう一方の授業では、ICTは一切使っていません。
アナログな道具も今のところはなし。
代わりに、と言っては何ですが、
この夏に学んで練習したアクションラーニングの手法を若干取り入れています。
問題を解き始めて5分。
「それでは今の状況を確認しまーす」
1人ずつ「いまどんな状態ですか?」と聞いて、
それを黒板に書いて問題の共有。
簡単にまとめて、問題の再定義。
また時間を取って、状況確認。
「いまどんな状態ですか?」
ゴールは問題を解くことなので、それに向けて、
解法の見通しを少しずつ立てて、問題の解決へ。
こじつけかもしれませんが、
それなりに意識してやっているのは事実です。
なかなか面白いです。