ジェフリー・カナダ「破綻していく学校:もうたくさんだ!」(TED)

http://www.ted.com/talks/lang/ja/geoffrey_canada_our_failing_schools_enough_is_enough.html

 

怒れる教育者。本当に言う通り。

 

私自身、教育の道に来たのは、

「なぜ何十年も同じことを続けて、改善をせずに済ませているのか」

という憤りでした。

 

そして「自分のアイデアで変えられることがあるはず」と。

 

「自分がやらなければ誰がやる」という使命感まで持っていました。

 

あの頃の青い自分は・・・と書こうと思いましたが、

何のことはない、今も変わらず持ってました。

安心しました。

 

 

教育における改善が進まないことについては、

自分が現場に立った今では、同情の余地を感じないでもないのですが、

(むしろ内部の人間としては、同情の余地=言い訳ということになりますが)

やはり「なぜ」という思いは強くあります。

 

だから批判されようが、煙たがられようが、

より効果的であると確信できることを、

せめて自分だけでもと、取り入れているのですが。

 

もちろんそれらが独りよがりになる危険性については適切に認識し、

常に警戒しなければなりませんが、しかしそのリスクは、

「現状維持」と称して何もしないことの理由にはなりません。

 

ただそういう人たちが胸を張って言う

「生徒のためを思えば『実験』してはならない」

という言葉にいつも適切に反論できないのが悔しいです。

 

しかし今は、成果で示すしかないと、反論したい気持ちを抑えて、

目の前の子どもたちのために試行を続ける日々です。